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ワールドカップにはイスラム教徒の選手も多数出場している。

しかし、イスラム教にはラマダン(断食月)というものがある。1ヶ月の間、日の出から日没まで何も食べる事が出来ないという決まりになっている。

なんと今回はワールドカップの期間中にこのラマダンがちょうど始まってしまったのだ。そして出場国の中で最もイスラム教徒が多いアルジェリアがちょうど決勝トーナメントに出場したので、問題が大きくなっている。



何も食べないわけではない
あくまで食べないのは日の出から日没まで。つまり、夜の間にまとめて食事を取れば問題ない。イスラム教徒はラマダンを迎えると夜ふかしをする人が多い。夜の間にたくさん食べるためだ。夜の間にきちんと食事を取らないと、とてもではないが1ヶ月も持たないのだ。

しかし今回のアルジェリア代表の試合は現地時間でまだ日没前の17時朝から何も食べずに試合に臨むことになってしまった。


過去にもあった?
過去のワールドカップでも、ちょうどラマダンと重なってしまった事があった。1982年のスペインW杯でのクェートがそうだ。この日はラマダンで朝から何も食べておらず、しかも対戦相手がフランスということでかなりのボロ負けになってしまったようだ。


免除される場合も
旅行中であればラマダンは免除されるというイスラム法の解釈があり、場合によっては関係なく食べる選手もいるそうだ。しかし古くからの習慣をきちんと守る選手が大半で、特にアルジェリアのようなイスラム教の国の選手はラマダンを守らざるをえないだろう。


少なくとも、前日に食べ過ぎてお腹を壊すというような事がないことを祈っておこう。