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サッカーの日本代表はよくメンタルが弱いと言われる。確かに、失敗を恐れてバックパスや適当なロングボールを蹴ったり、1対1の守備で激しく行けなかったりと、メンタルが弱そうに見えるシーンは多くある。

しかし、メンタルの弱さという曖昧な言葉だけで全てを片付けようとするのはどうだろうか。メンタルが弱く見えるのには、きちんとした理由があるのだ。



メンタルの強さとは一体?

メンタルが強い人というのは、どんな舞台でも失敗を恐れずに勇敢に立ち向かい、ポジティブ思考に考えられる人だと考えられている。

しかし、どんな選手であっても大舞台は緊張するし、PK戦で大きく外してしまう有名プレーヤーは数多くいる。つまりメンタルが完全に強い人などそもそもいないのだ。


しかしクリスティアーノ・ロナウドはPKを決して外さない。なぜかというと、彼は自分が外すことを考えていないからだ。圧倒的なキックの練習量からPKに絶対の自信を持ち、脅威のPK成功率を誇る。彼はPK戦でメンタルが強いというより、自分の技術に絶対の自信を持っているからこそメンタルが強いように見えているにすぎない。

つまり、自分の技術に自信があって勝てる見込みがあれば、失敗を恐れる必要もないし過度に緊張する必要もない。それは同時にメンタルが強いと思われるのは自然なことだ。

逆に自分の技術に少しでも不安があって相手を恐れたりすると、途端にプレーの質が落ちメンタルが弱いように見える。



日本選手のメンタルが弱く見える理由

日本の選手が自信なさそうにプレーをする理由はここにある。結局、自分はまだ実力がないと思っているから、勝負を挑んで負けるのが怖いと思ってしまい、プレーが消極的になる。

確かに最近の日本選手は海外でプレーする選手も増え、自信もついてきたように見える。しかし各々が所属チームで結果を出せていなかったり、弱いチームに所属しているなどという劣等感があったりすると、自分の実力を信じられずプレーが消極的になるのだ。

今大会活躍している海外の選手は、所属チームでも大活躍をしている選手ばかりだ。一流クラブに所属していてもずっと控えのような選手はあまり活躍していない。つまり、日頃から自信を持ってプレーできているかどうかがかなり重要な要素になる。


日本代表がまだ強かった2年前は、香川も本田も所属チームで大活躍をしていた。しかし最近は出場機会も減り、評価も低くなった。その反面、最近になってチーム内の評価を上げた内田は今大会かなりの活躍をしている。

試合に出場してないとプレー感がなくなるとはよく言われるが、最大の問題はこの自信がなくなってしまうことである。自信をなくした選手は消極的なプレーや逆に追い込まれて無謀なプレーをしがちになり、自分本来の力を出すことができない。メンタルを正常に保てなくなるのだ。



メンタルとは自信の強さ

メンタルを正常に保つことができるのは、自分に自信を持っている選手に限られる。少しでも不安があれば途端にプレーに影響が出て、思うように結果を出すことが出来ない。

日本代表がメンタルを強くするには、 全員が長友や内田選手のように所属チームで活躍出来るようにならないと難しいだろう。決勝トーナメントに進出するような強豪国のスタメン選手は皆所属チームでもレギュラーである。日本の選手のように海外クラブにいるということだけがステータスの選手など1人もいないのだ。

結局のところ、メンタルが弱く見えるのは実力が伴っていないだけの事であり、自信が持てないだけのことだ。選手1人1人が海外のチームでも結果を出せるような実力をつけることが、唯一の解決法になるだろう。