Ivica-Osim


南アフリカ大会の前に脳梗塞で日本代表監督を退任したオシム氏。しかし今でもオシム氏の発言はニュースなどで度々取り上げられ、その含蓄のある言葉に感心させられることも多い。今回のブラジルW杯でもオシム氏の発言などをニュース記事などで度々見かける。
 
そんなオシム氏であるが、今はどこで何をしているのだろうか


どこにいる?
出身国であるボスニア・ヘルツェゴビナにいるようだ。体のこともあるため、あまり外に出ることはないらしい。


何をしているのか?
ボスニア・ヘルツェゴビナのサッカー連盟の「正常化委員会」 の会長というものを1年前まで務めていた。ボスニアは民族同士の内戦などで混乱状態が続き、サッカーチームを編成・運営する上でも様々な問題があった。これを解決するために立ち上げられたのがこの委員会で、オシム氏はその会長に選ばれたのだ。今ではアドバイザーとしてサッカー連盟の非常勤役員になっているようだ。

さらにオシム氏にはボスニア・ヘルツェゴビナのサッカー連盟の会長になって欲しいという要請があるが、これは断固として拒否している。あくまでもアドバイザーとして影から支えることを好んでいるようだ。


日本代表への意見などはどうやってインタビューしている?
電話で答える場合もあるが、基本的には自宅のあるサラエボ市内でインタビューを受けているようだ。さすがにオシム氏1人のためにサラエボに支局を作るスポーツ誌はないので、何かあるたびにわざわざ日本から記者が出向いてインタビューをしている模様。海外への渡航費をかけてまでインタビューするのだから、やはりオシム氏の発言はそれほどの価値があるのだろう。


73歳となった今でも彼のサッカーに対する考えは素晴らしいものがあり、その言葉に耳を傾けようとする人たちは多い。これはサッカーファンだけではなく、一緒にプレーをした選手達も彼の発言は気になっているようだ。今後もオシム語録は続くだろう。