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日本の一部の報道でアジア枠が削減されるとの憶測が飛び交っている。しかし、そんなことはないと断言できる。FIFAとブラッター会長はそんなことは全く考えていないからだ。



勝てなかったアジア勢
0勝3分8敗とワールドカップで1勝も出来なかったアジア勢。確かにオーストラリアのように難しいグループに入ってしまった例もあるが、日本や韓国のグループであれば1勝ぐらいは出来たかもしれない。

前回の南アフリカ大会では4勝2分6敗で、日本と韓国が見事に決勝トーナメントへ進んでいた。あの頃と比べて特にアジアチームのレベルが落ちたとは思わないが、ここまでの結果になるとは予測できなかった。


ヨーロッパの言い分
自分たちの地域の出場国を増やしてほしいと一番主張しているのはヨーロッパだ。今大会の成績でアジア枠の削減を言い出すのは彼らかもしれない。

しかし、今大会はヨーロッパ勢も不振が続いた。イングランドやイタリア、スペイン、ポルトガルなどの強豪が敗退し、南米のチームに良いようにやられてしまった。こんな状況でアジア枠の削減を唱えたところで説得力はそれほど大きくはないだろう。


FIFAとブラッター会長の考え
しかしどうやら、アジア枠を削減しようとする考え自体がFIFAとブラッター会長にはないようだ。近年のワールドカップは会場の設備や運営に莫大な経費がかかるようになり、巨額の費用を出してくれるアジアの国は貴重な存在になりつつある。さらに将来、中国カタールといった金持ちの国が出場することになればさらに莫大な収益が見込めることにもなる。これらの国にチャンスを与える可能性は大いに考えられることだ。

さらに、FIFAは実力によってではなく地域の参加国数を考えて出場枠数の均等性を保とうとしている。アジアやアフリカといった国の数が多い地域の出場枠が今になって減らされることは考えにくいのだ。


つまり、アジア枠が減らされることはなくむしろ増える可能性すらあるのだ。さらにUEFAのプラティニ会長がワールドカップの出場国数自体を増やすように提案をしたこともあり、ワールドカップ自体の枠組みが変わっていく可能性もある。

いずれにせよ、アジア予選すら突破できないチームは世界では勝てないのだ。日本はアジア枠の削減なんかを気にする暇があったら、きちんと自分たちが強くなることを考えるべきだろう。