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                                   http://kashimu.blog.so-net.ne.jp/2014-05-29

ワールドカップを見にわざわざ海外に行ったのに、チケットを無くしたor盗まれてしまった
そんなことになったら頭が真っ白になって泣いてしまうかもしれませんね。
 
残念なことに早速ですがもうチケット盗難にあった日本人が出てしまったようです。



 【サンパウロ共同】
 サッカーW杯の開幕戦が行われる最大都市サンパウロで10日、
 W杯観戦に訪れた日本人男性がカメラ3台などの入ったバッグを盗まれたことが分かった。
 在サンパウロ日本総領事館が11日明らかにした。
 (中略)
 バッグにはW杯の入場券10枚のほか、カメラ3台、望遠レンズ、現金約千ドル(約10万円)などが入っていた。



さて、この場合のようにチケットを紛失してしまった場合はそのまま泣き寝入りするしかないのでしょうか?



原則は無理!

FIFAの規定では、セキュリティ上の問題からいかなる場合でも再発行は応じないとしています。
もし虚偽報告によってチケットが再発行され複製されてしまったら、観客収容数の上限を超えてしまう人が中に入れてしまうのが問題のようです。

確かに、無くしたと嘘をいって再発行によって複製できてしまうと簡単にもう1人中に入ることが出来てしまいます。
中に入ってしまえば空いている席にでも座っていれば問題はないのでしょう。

以上の理由によって原則はチケットの再発行はいかなる場合でも禁止されているようです。


しかし!再発行が認められる場合もある

ワールドカップの試合のチケットは全て FIFA Ticketing Centre(FIFA チケッティングセンター) という所が管理しています。
W杯でもチケットの現地発行や確認などを行うために現地の試合会場全てに営業所を設置しています。

実は、このFIFA Ticketing Centreに出向いて紛失の報告を早めに行えば再発行が認められる場合があるんです。

人がチケットを無くしたときに真っ先に連絡するのは購入した代理店か会場の入場管理所だと思います。
しかしここではチケットの再発行は全て禁止されていて、いかなる場合でも入場を許可することはありません。
ここに連絡しては意味が無いのです。

FIFA Ticketing Centreに直接出向いて警察からの正式な盗難届などを出して身分を証明する手続きを早めにすると、再発行が認められる場合がごくまれにあるようです。
しかし、事件性の薄いものや過失による紛失は対応が難しいようです。


何にせよ、チケットは厳重に管理して盗難対策も万全にしておく必要があるようですね。
少なくとも1人で現地の夜道をチケットの入ったカバンを引っさげながら出歩いてしまうようなマネはやめましょう。